賛美歌

トンガはキリスト教国家です。

先日書いた同僚のお父さんのお通夜。
その時に歌われていた賛美歌が耳から離れなくて、
その後も偶然ラジオから流れているのを聞いたりしたので、
書き留めておきたいと思います。


”Nearer, my God, to Thee”

Nearer, my God, to Thee, Nearer to Thee!
E'en though it be a cross That raiseth me;
Still all my song shall be,.
Nearer, my God, to Thee, Nearer, my God, to Thee,Nearer to Thee!


”主よみもとに近づかん”

主よみもとに近づかん
のぼるみちは 十字架に
ありともなど かなしむべき
主よみもとに近づかん


あぁ、肝心のトンガ語がわからない・・・。
今度調べておこう。

当たり前のことですが、トンガでは聖書も賛美歌もトンガ語で読まれ、歌われています。
日曜日、トンガの教会に行っても何を言っているのかチンプンカンプンだし、
賛美歌もトンガオリジナルの曲など、知らない歌が多いのですが、
たまに知っているメロディーが流れてくると、なんだかほっとします。

特にこのお通夜の時は、トンガ語の歌詞は分からないけど、
メロディーを知っていたので、周りの人と一緒に故人を悼んで歌うことができました。

ことばは違っても、同じ思いで歌を歌えるって中々ないことだなと思います。


ちなみに、トンガで教会とは宗教的な意味と合わせて、地域のコミュニティー、軽く言ってしまえばご近所付き合いの意味合いも強いので、クリスチャンでなくても人間関係づくりに教会に通うボランティアは多いです。特にアメリカのボランティア(peace corps)は、村に住んでいるので教会には必ず行っています。(1つの教会に通う人、毎週違う教会を回っている人など様々ですが。)

私は最近全く行かなくなってしまったのですが、
教会にって、家族と一緒にウムを食べる、そんな日曜日をまた過ごしたくなりました。

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# by tongasan | 2014-07-27 07:05  

センチメンタルな土曜日

帰国まで(大体)100日を切りました!

最近は、いつものように6・7年生と楽しく授業をやって、
ちょこちょこベイさんの穴埋めで他の学年の授業をやっている他、

もうすぐ現地語学訓練を終えて活動を開始する、
平成26年度1次隊の日本語教師の方に対するオリエンテーションの資料作りをしています。

これまでのトンガの日本語教育についてとか、
全国統一試験について、
日本語を開講している学校について、
ボランティアが作成してきたトンガオリジナルのシラバス、教科書について
などなど

改めて資料を編集していると、2年間活動してきたことの振り返りをしているようで、
私もいよいよ帰るんだな~と、やっと帰国モードになってきました。

だからか、ちょっとセンチメンタルな気分。
もちろん日本に帰るのは楽しみだけど、
今、私の日常はババウにあるから、
3ヶ月後にここを出ることは、これまで経験してきた”引っ越し”と何ら変わらない。
むしろ家もない、仕事もない、という全くのゼロからスタートしなければならないことを考えると、
これまで以上に一番先の見えない引っ越しになりそう。

ま、つまりは、何が待ち受けているのか一番楽しみな引っ越しとも言えるけど!


話題は変わって、そんなちょっとセンチメンタルな気分で出かけた土曜日の朝。
フェアで賑わう、歩いたり、ちょっと買い食いしたりしているだけで楽しい時間。
もっともっと写真を撮っておきたい!
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そして観光客が増えてオンシーズンになったので、充実してきたお土産物。
見つけた時に買う。それがトンガで買い物をする時の鉄則です。

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ずっと買おうかどうか迷っていたタパ(パイナップルの絵)。
果たして飾るところがあるのか、という疑問は常に頭にあるけど、買っちゃった(笑)
40パアンガって言ってたのに、ボランティア価格で20にしてくれたの!
アーティストのおじちゃん、ありがとう。

ババウ真珠。20年前の隊員が水産省で養殖・販売の活動をした成果の賜物。
迷っていたら2つで40パアンガまでまけてくれた。ババウでしかこの値段では買えません!(しかも今の時期しかお店開かない)トンガタプに行ったら安くても1つ50パアンガ以上するんじゃないかな。

全然おみやげとは関係ないけど、スカーフは3パアンガ。ピアスは2パアンガ。安かったからつい買っちゃった。(ちなみに、1パアンガ=55円くらい/2014年7月)

なーんて衝動買いをしつつも、
目に入る一つひとつの光景が、もうすぐ遠い思い出になったり、些細な事は忘れてしまったり
するのかと思うと、やっぱり寂しい。
私はあんまり寂しいとか言うのが好きではなかったけど、
今回ばかりは、I'm gonna miss you!ってたくさん言っていこうと思います。
別れが辛い。寂しくなるよ。大好きだよ。
どんなことも、口に出して伝えて、
きちんと表現することの大切さを、トンガに来て学んだから。

5メートル歩けば知り合いに会う。
みんな「Miua eh~」って声をかけてくれて、眉毛をくいって上げて挨拶してくれる。
そんなのどかな楽しい土曜日、のこり3ヶ月楽しんでいこうと思います。

さて、夕方のヨガまで少し昼寝でもしようかな。

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# by tongasan | 2014-07-26 10:07  

ハメハメハ大王

♪ 南の島の大王は ♪
♪ 子どもの名前もハメハメハ ♪
 学校ぎらいの子どもらで ♪
♪ 風がふいたら遅刻して ♪
♪ 雨がふったらお休みで ♪
♪ ハメハメハ ハメハメハ ♪


*・*・*・*・*・*・

強い雨がふったりやんだり、太陽は厚い雲に覆われて
トゥペヌ(巻きスカート)にサンダルのトンガンスタイルにはめちゃくちゃ寒い、
そんなある日。

授業が終わって、旦那さんが車で迎えに来てくれるのを
待っているベイさんがこんな話をした。

ベイ:
「今日4時間目のベルが中々鳴らなくて、1時間20分もあったでしょ!
Netaが4時まで生徒を帰さないように延ばしたらしいの。
それで5時間目が終わった後も、Siliに歌の練習をしてって頼んだら、
Siliが『寒いから俺はもう帰るよ』って言ったんだって!(笑)
それでNetaも何も言えなくなっちゃって。まだ3時だけど生徒はもう帰り始めたよ。」

みわ:
「え~!?そんなことがあったんだ~。
でもそうだよ!こんな寒い日に1時間もホールに座らせて練習なんて
生徒がかわいそう!」

ベイ:
「ね~」

そんな他愛もない会話をして、明日も学校あるのにベイさんはいつものように
「じゃあ、また来週。」と冗談を言って、私も「じゃあ、また”明日”ね!」と言って別れた。

家に帰ってふと、なんて私はトンガ人なんだと、笑ってしまった。
「寒いからもう帰る!」って言った先生にも驚かないどころか、
こんなに寒いんだから生徒も早く帰りたいよ、と同調してしまった(笑)
ハメハメハ大王の歌そのまんま。

天気が悪ければ外には出ない。
その日は朝のクロスフィットも夕方のフラダンスの練習も休んだけれど、
実はしっかりやっていたらしい!
やっぱりトンガ人じゃないからね。

でも、いいの。
今はこんな風にトンガの生活に浸っている自分を発見する度、嬉しくなる。
ハメハメハ大王の歌を作った人は南の島ぐらしを、よくわかってたんだな。
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(雨の帰り道。なんでもない写真ですみません。そういえば雨の日の写真ってないな。)
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# by tongasan | 2014-07-26 08:25 | ババウの生活  

お葬式

同僚のお父さんが亡くなり、お葬式に行ってきました。

ベイさんのお父さんはずっと病気で、特に入院してからのここ数日は、
もう話ができなくなっていたそうなので、
きっとベイさんはじめご家族も最期の時だと分かっていたのではないかと思います。
同じ村の人もみんな病院に会いに来てくれていたそうです。

ご冥福を心からお祈りするとともに、ご家族の皆さまに謹んでお悔やみ申し上げます。


トンガに来てから、何度かお葬式に出させてもらいました。
今日は、トンガのお葬式について書きたいと思います。

なお、準備や葬儀の様子を写真に撮っていますが、トンガでは写真を取ることがあまり失礼にはあたりません。
周りの方の理解を得た上で撮影したものですので、予めおことわりしておきます。

【服装】
日本と同じように葬儀の時には黒を身にまといます。
タオヴァラ(Taovala)をつけます。普段私が学校で着用しているキエキエ(Kiekie)は格が下なので、
葬儀の時にはいつも友人からタオバラを借りてつけています。
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【故人の親族の服装】
親族はタオヴァララヒ(Taovala Lahi)(※Lahiは大きいの意)やアヴェアヴェ(Aveave)をつけます。
昔は親族の中でも葬儀後の宴会などの準備をする人がタオヴァララヒを着けていたらしいのですが、
今はその習慣もだんだんと薄れ、単に親族が着けることになっているようです。
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女性は髪を短く切ります。反対に言うと、お父さんなどの近親者が亡くならない限り、
髪を短く切ることはありません。(その習慣も薄れ、最近ではファッションで髪を切る人もいます)
そして葬式の間は髪に櫛を入れません。親族の女性はボサボサの髪のままです。

ちなみにこれから、ベイさんは喪に服すために1年中黒い服とタオヴァラを着て過ごします。

【通夜】
ファイロトゥ(Failotu)

金曜日の午後、学校が終わってから学校の先生たち総出で病院にファイロトゥに行ってきました。
(※ちなみにfailotuは、辞書には”leader of a prayer meeting"とあるので、直接”通夜”を意味することばではありません。)
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病院の建物の前で故人の家族が弔問客を迎えます。

左奥に座っている女の子が、ファフ(Fahu)と呼ばれる故人の姉妹の子どもで、
彼女が喪主にあたり、弔問客の挨拶を受けるために、上座に座っています。

こちらを向いて座っている真ん中の3人が学校関係者の代表。
挨拶を述べたり、お祈りをしたりします。
手前に座っている人たちは、左側は学校の先生たち、
右側のタオヴァララヒとアヴェアヴェをつけているのが親族です。

1時間弱で終わり、学校に戻ります。
この時親族側から学校関係者へたくさんのパン、缶ジュース、大きい豚一頭が贈られました。
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学校に戻ってみんなで山分け。
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【葬式】
プトゥ(Putu)

ファイロトゥの翌日、朝早くご遺体を病院から家へと運び、午前中にお葬式、午後に墓地へ埋葬することが
多いのですが、それは葬儀にかかるお金や時間を節約した最近の傾向らしいです。

ベイさんの家では昔からのやり方で、土曜日の夜8時からお葬式がありました。
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病院からご遺体が運ばれてきました。
車の荷台に載せ、大きなござをかぶせています。
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親族、同じ教会の人たちが終わった後、私たちババウ高校の教員が贈呈品を持って家の中に入りました。
ご遺体の近くに贈物を置き、ご遺体に口づけして退出します。
この時、中には大声で泣き叫びながらお別れをいう人もいます。
そんな大袈裟な…と思いますが、そうして悲しみを表すのも1つの習慣です。


帰り際、弔問客にはそれぞれ一袋食べ物が配られました。
会場ではカヴァや食事の準備もされ、一部の人が残り、宴会が行われるようでした。


【その他】
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葬式には基本的に誰が来てもいいです。
同じ村の人は皆来ます。
なので、夜よりも昼間に葬式を出すと弔問客が少なく、手間や費用がかからないという事情もあるようです。

そして、葬式をしている最中、またその後数日は村中が喪に服すので、ンガトゥ(Ngatu)という布を作る際の木の皮を叩いて延ばす過程など、大きな音がする行為は禁止されます。


トンガの人は根っから明るい、からなのか分かりませんが、
お葬式の時にびっくりするのは、そのあっけらかんとした様子です。
悲しい時はおいおい泣いて悲しみを表しますが、
その隣で冗談を言ってハハハと笑っている人もいる。
日本のお葬式のようなじめっとした雰囲気はありません。

初めはそれが大きな違和感でしたが、今はだいぶ慣れてきました。

ベイさん、大好きなお父さんが亡くなって悲しいだろうけど、
また元気に学校に戻ってきてくれるのを待っています。

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# by tongasan | 2014-07-20 10:45 | 文化  

トンガの気候

きっと日本は蒸し暑くなっている頃でしょうね~。

トンガは南半球なので、今は涼しく、一番いい季節♪

2年も経って今更かもしれませんが、
今日はトンガの気候について書きたいなと思いました。

南の島トンガにも、季節によって気温の変化があります。
ただ、日本のように春夏秋冬とは決して言えないので、暑いか涼しいかで表しますね。(笑)

暑い時期:12月から3月くらい 気温は32度くらい。

この時期でも、日本の夏のように36~40度のような温度にはなりません。
ただ、日本との大きな違いは、日差しの強さ
でもこれは反対に言えば日陰に入れば多少やり過ごせるということ。
一番暑い時は日に何度もシャワーを浴びたくなるし、
家の中で座っているだけで汗をかくこともありますが、
この2年クーラーがなくても生きていけています。

ちなみにキリバスに旅行に行った時には、また全然違った暑さに驚きました。
なにしろ首都のタラワは南緯1度!年間を通して温度差はあまりなく、いつも暑い。
お邪魔した友人宅にはクーラーがあり、寝る前に部屋を冷やすことができたから助かった…。


それに比べ、トンガは少し涼しくなります。

涼しい時期:6月から9月くらい 気温は25度くらい。

とっても過ごしやすいです。
でも、トンガで暑い夏を過ごし、2年目を迎えた隊員にとってはこの時期、結構”寒い”です。
実際、この時期に首都のトンガタプに行くと、私も寒いなと感じ、長袖ジーパンで過ごします。
フリース、トレーナーは一枚はあるといいです。
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右側のお姉さんノースリーブだけど、左側のおっちゃんめっちゃ着込んでる。ビーサンだけど(笑)


私の任地ババウ島は首都のトンガタプ島から400キロほど離れているので、
涼しい時期でも、シャワー前にちょっと運動をして体を温めれば水シャワーもなんとかなりますが、
トンガタプ島とか、その近く(更に少し南)のエウア島だと、冬の水シャワーがキツイ(>_<)
そういう時はみんな鍋にお湯を沸かして使っています。

そしてこの時期は意外にとっても乾燥する!
普段お肌の手入れなんてあんまりしない私も(笑)、
この時期ばかりはほっとけない。
愛用のSABONのボディーローションが大活躍しています(*^^*)


まぁ、何が言いたいかというと、今の時期、トンガはとっても気持ちいい♪♪ということ。

1月から4月頃のサイクロンシーズンが終わり、涼しくなって、
たくさんのヨットが港に停泊し、
クジラが子育てをしにやってきて、
街は観光客で賑わい始めています!
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って言っても、小さな100mくらいのメインストリートから一歩入れば
いつもののどかなババウなんですが(^^)
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トンガはクジラと一緒に泳げる世界でも稀な国。
シーズンを迎えたババウに、一度いらっしゃってはいかがでしょうか?(^O^)/
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※4ヶ月以内にババウまでお越し頂いた方には、現地の経験豊富な日本人ガイド付!(笑)
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# by tongasan | 2014-07-10 08:56